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この者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし 「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ」

こんばんわ
本日も20時に更新できました。たまきです。

日曜日は映画のひとときです。
本日紹介する映画は・・・映画ではなく歌舞伎です。

「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ」です。

目次

新作歌舞伎 風の谷のナウシカ

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www.ghibli.jp

ストーリー

「火の7日間」と呼ばれる戦争によって産業文明が滅び、
大地のほとんどが、巨大な蟲と有害な瘴気を発する森=「腐海」に覆われた世界。
風を操る民が暮らす小国「風の谷」の族長の娘ナウシカは、
人々が恐れる腐海や蟲とも親しみ、腐海が生じた謎を解き明かそうと思っていた。
そんなとき、火の7日間で世界を焼き尽くした「巨神兵」を復活させる力を秘めた石が
小国ペジテで発見され、その秘石を手にしようと大国トルメキアが動き出す。

www.youtube.com

キャスト

ナウシカ尾上菊之助
ユパ・ミラルダ:尾上松也
クシャナ中村七之助
ミラルダ/ナムリス:坂東巳之助

スタッフ

原作:宮崎駿
脚本:丹羽圭子、戸部和久
演出:G2

2019年12月6日~25日上演/2020年製作/363分/日本

感想

「この者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし・・・」
映画では風の谷とトルメキア王国とのいさかいの中で、
ナウシカ王蟲(オーム)に心を通わせ、怒りを鎮めるという内容でしたが、
実は原作では2巻途中までの話になります。

原作は全7巻あり、
ナウシカは土鬼(ドルク)という大国で、
腐海の謎や王蟲巨神兵をめぐって戦いに身を投じていきます。

壮大な世界観はどのような歌舞伎になったのでしょうか。

歌舞伎

歌舞伎はほとんど見たことがありません。
かろうじて連獅子、京鹿子娘二人道明寺が分かる程度です。

歌舞伎が分からなくても十分楽しめました。
先に原作まんがを読んでおくと、内容がスムーズに分かります。

映画の冒頭で登場するタペストリーを舞台幕にしたり、
映画の音楽を和楽器で演奏したりと、
映画とのつながりもあります。

衣装や背景は歌舞伎風にアレンジされて、
踊りや唄での表現も歌舞伎なのですが、
会話シーンでは現代劇のような要素もあり不思議な感覚でした。

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みどころ

四幕目「大海嘯」では
ナウシカ王蟲たちを見届けるのですが、
一人の舞で表現されました。
陰うつとした土鬼やトルメキアとは違う、まばゆさがありました。

クシャナ殿下の勇ましさや佇まいは、
まんがからそのまま出てきたかのようです。

クシャナ殿下役の中村七之助さんは男性(歌舞伎役者は男性)ですが、
誰よりも美しくそして勇ましくて宝塚の男役のようでした。

王蟲の声は市川中車さん。
カマキリ先生(香川照之)です。
感動的なシーンのはずが、
カマキリ先生が蟲の王になれて良かったという気持ちになり、
笑いをこらえるので必死でした。

1日で序幕から大詰までを約6時間かけて上演され、
歌舞伎役者は毎日舞台にたちます。
圧巻の舞台を映画館やテレビで見ることができて良かったです。